丘の上の高級分譲地奥の大型の区画に位置する敷地の為に、
外観は伸び伸びとした形を意図しました。
手前の大型ガレージ部分、中間の平屋部分、そして奥の2階建て部分と高さを順に
高くする事によって広がり感が強調されています。
白い建物の色は、背景の森の色とコントラストをとりながらも、風景に馴染んで
います。
実はこの外壁色を決める時、打ち合わせに使用した白模型を見た御施主様が『この模型と同じイメージが良い。』と仰られて白に決まりました。
外壁は、なるべく模型と同じような雰囲気を出すのと、
汚れをつきにくくする為に大判のサイディングに防汚タイプの塗装をするといった仕様で施工しております。
まさに1分の1の模型の印象です。
玄関は、白模型のような、というイメージを壊さないようにする為、ポーチ柱にアクセントカラーを付け、玄関へと誘導するかのような
ガレージ横の植栽にて、玄関ドア自体を目立たせる事なく玄関の存在をアピールしました。
玄関が何処にあるのか一見わからないような家や、そのような外構のお宅もありますが、なんとなく来訪者を拒絶しているかのように思えて、
個人的にはそのようなプランはあまり好きではないですね。
家に帰宅する人も『お帰りなさい。』と家が迎え入れてくれるような玄関の方が、帰宅した時にほっと出来るような気がします。