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住宅購入7つの法則
これから注文住宅をお考えの皆様には、ぜひ以下の7つの法則をご参考いただき、心地よく幸せに満ちた生活をおくられることを願っております。
みなさまは広告費にどれだけの費用がかかっているかご存知でしょうか?
TVコマーシャルにかかる費用については言うに及びませんが、 例えばハウスメーカーの多くが出店しているような大きな展示場では、70坪程度のものでも建設コストが7,000万円から1億程度かかっています。 それに、土地の賃貸料や月々の電気代などの維持費、豪勢なカタログなどの経費を加えると、展示場だけでも相当な広告費がかかっていることになります。 そして、その展示場にかかった広告費は、5年程度で償却(※)しなければいけないのです。 もちろん、広告費は利益から捻出される事になります。建築家である私としては、 『うちは棟数を多く建てているので材料を安く買えますから…。』といった、大手ハウスメーカーにありがちなお決まりのセールストークについて、 『安く買えている』分以上の経費がかかっているのでは?という疑問を抱いてしまいます。 しかしながら、大手ハウスメーカーには、ブランド力があり、展示場で実物を見ることが出来るため、仕上がったときの想像がしやすいという利点があります。 ただ、同じ予算で建てるのであれば、もっと良い家が建てられる可能性もあります。 決まった種類の材料や大きさであれば、大量発注・大量生産をしているため、大手なら安価で提供することができます。 しかし、少しでも仕様を変えたいと思った場合には、予想以上に費用が加算されてしまうのです。 ゼロから作る注文住宅がよいか、ある程度決められた範囲の中で色を変えたり、材質を変えたりするほうが良いのかは、お客様の考え方次第です。 しかし、こだわりのある注文住宅を建てられるのでしたら、ゼロから作れる業者を選んだほうが、最終的には安く上がる可能性が高いことを覚えておきましょう。 ※償却:広告費にかかったコスト分の収入を得てまかなうこと
なぜ欠陥住宅が生まれるのか。それにはさまざまな要因が考えられます。
よく職人や業者の『手抜き』を指摘しているような報道もありますが、そのようなケースは稀なことです。 実際に工事現場で職人と話しをする限り、ものづくりが好きで職人になった方々が多く、やるからには良いものを作りたいといった方がほとんどです。 故意に手抜きして楽をしようといった人はあまりいないように思えます。 それにも関わらず、欠陥や不具合が起こる原因は何でしょうか? ①故意は無くとも職人のスキルや習熟度が低いために起こるもの ②工事管理の不備によるもの ③設計時点での不備によるもの などが原因として考えられます。 これらを助長する原因として、「コスト至上主義」といったこともあると思われます。いたずらに安さを追求するのも、やはり問題があるでしょう。 せっかく建てた家に欠陥が見つかったとき、普通の人には想像できないくらいのショックがあると思います。 そのようなことがないように、当社では、私自身が信頼のおける職人だけを選定し、手配するようにしております。 また、お客様と打合わせした建築家が責任を持って現場を管理することにより、品質を確保するようにしているのです。 注文住宅を依頼する業者を決めるときには ①職人のスキル、経験がある業者なのか ②工事管理、コスト管理は誰が行うのか ③設計時に欠陥がないかを確認・提示してくれる建築家なのか 以上の3点は、最低確認しておくべきでしょう。
近年、温暖化により、夏は極端に気温の高い日が続き、冬はコートも必要ない時期が長く、関東地方では、雪が降ることも少なくなってきました。
今後、さらに温暖化が進むと予測されている今、温暖化対策は政府や企業に任せるだけでなく、個人個人が意識を持たなければいけない時期にきています。 人類が文明を捨てれば即解決する問題なのかもしれませんが、そういった事が出来るはずもなく、 生活水準を変えず、これからもっと温暖化が進んだときの対策を考えておかなければいけません。 その対策として、今、省エネ機器が取りざたされています。 しかし、もし、気温40度の日が1週間続くような異常気象が発生した場合、あなたならどうしますか? ほとんどの方はエアコンを使うのではないでしょうか。 エアコンは、テレビや冷蔵庫などの電化製品の中でも、一番電力を使うといわれています。 そして、エアコンをいっせいに使うことで、ますます温暖化は高まりますし、さらに、電力の供給も困難になってしまいます。 結局、省エネ対策の機械を使っても、利用頻度が増えてしまえば、同じように温暖化が進んでしまうのです。 では、エアコンを使わなくても良い環境をつくることができたらどうでしょうか? 私は温暖化対策として、あらかじめ熱が入りにくい家を建てることが重要だと考えます。 欧米ではすでに一般化されていますが、遮熱工法というものがあります。 これは、建物に遮熱材と呼ばれる熱を反射させる材質を組込む方法で、特にオススメです。 日本では、「内断熱」「外断熱」という言葉がもてはやされていますが、 これは、室内の温かい空気を逃がさないためのものであり、温かい空気を遮る(さえぎる)ためのものではありません。 対して、「遮熱工法」は、温かい空気を跳ね返して、熱を家の中に伝わりにくくするものなので、温暖化には最適であると考えます。 今後、平均気温の上昇は免れません。家を建てるのは一時期のことですが、建てた家での生活は人生の大半を占めるはずです。 家を建てるときには、今後の環境、状況をよく考え、対策として取り入れられるものは取り入れるようにすることが大切です。
一概には言えませんが、例えば「安い靴」と「高級な靴」を買ったとき、安い靴の場合は1、2年経つとボロボロになり、買い換えなくてはなりません。
しかし、つくりの良い高級な靴は、靴底を変えたり、インソールを変えたりするだけで、10年・20年と使えるものがたくさんあります。 建物も同じで、完全なメンテナンスフリーの家を作るのは現実的には不可能ですが、 設計の工夫や材質の選定によってメンテナンスサイクルを伸ばすことや、メンテナンス自体をしやすくする事は可能です。 家を建てる時は、出来るだけ見た目が良く、住み心地が良い家を建てたいという希望を持った方が多くいらっしゃいます。 しかし、建ててしまった後で、失敗したからといってすぐに建て直せるものではありません。 家を建てる時には、後々直すと費用が多く掛かるところ、特に構造体などは惜しみなく費用を使うべきだと思います。そして、単にデザインや使いやすさだけでなく、リフォームやメンテナンスにかかる料金等もかかることを想定しておかなければいけません。 したがって、家の設計は長い長いスパンで考えるようにします。あらかじめ対策をとって建ててある家は、その後のメンテナンスの負担が軽くなることを覚えておきましょう。
建物を建てるにあたり、予算という制限がついてくるのが一般的です。
その予算の中で、何にこだわりをもっているかによって予算配分を考えるという事が重要になります。 設計事務所における注文住宅というものは、仕様が決められた商品ではないので、標準装備というものはありません。 また、建売り住宅ではないので、すべてにおいてそこそこバランスの取れた仕様である必要もありません。 例えば、キッチンや洗面台は既製品の一般的なグレードでも良いが、床は無垢の板、タイルはすべて天然石を使いたいといったケースもあるでしょうし、 子供がカビアレルギーなのでとにかく結露をなくす事を最優先し、開口部はすべて高断熱サッシにしたいということもあるでしょう。 さらに、建物の面積配分もガレージだけは絶対に広く取りたいなど、建て主にとってこだわるところはさまざまです。 注文住宅の良いところは、重要な部分とそうではない部分の費用を、予算から自由に割り当てることが出来ることです。 業者が決まったら、ぜひ「どこにこだわりたいか」をはっきりと伝えられる準備をしておきましょう。
ハウスメーカーのほとんどに、営業、設計、内装コーディネーター、現場監督などそれぞれ作業において別の担当者がいます。
このシステムは、企業として棟数を数多く建てる上では必要不可欠のシステムです。 しかし、それが「お客様の求める家を作る」という事において、最良のシステムであるかとは全く別ものです。 当然、担当者別システムには効率が良い面、弊害もあります。 なぜなら、打ち合わせ一つ一つをすべて各担当者に正確に伝える事は不可能だからです。話をしたときのニュアンスや雰囲気、流れ、受け取り側の解釈によっても、変わってきてしまいます。 ハウスメーカーでは、基本的には営業担当者が窓口で打ち合わせをし、設計担当者は打ち合わせにすべて同席する訳ではありません。 つまり、営業が聞いた要望を設計者に伝え、設計者が伝えられた事だけを図面化するので、施主の要望を理解できていない場合も多く、なかなか要望通りの間取りにならいこともあるのです。 また工事に関しても、システム上、基本的に工事中の変更を想定しておらず、現場での変更が出来ないとか、 クロスの色、キッチンなどの設備に関するものまですべて工事着工前に決めなければならないといったことが多いのが現状です。 その点、設計事務所では、施主に対して一人の建築家が一貫して担当するため、工事前、工事中を問わず打ち合わせ事項も理解出来、さらに工事中の変更にも対応出来ます。 実際、クロスやタイルなどの仕上げ部分は、ある程度建物が出来上がった時に現場で打ち合わせをしたほうがイメージも湧きやすいので、当社では現場で打ち合わせすることが多いです。 人は、五感を使う生き物であり、見たり触れたりすることによって、気持ちが変化してしまうことがあります。 それと同様に、頭の中のものを図面化した時、模型で見た時、実際に建てた時とで、必ずイメージが変わってくるものです。 こだわりを持った家を建てられたいなら、なおさらのことではないでしょうか。 業者がどのようなシステムで施主と打合わせをしていくのかを確認するのも、こだわりある家作りには欠かせない要素となります。
注文住宅は、建売りや中古住宅のように現状を見て購入できるものと違い、頭の中で描いている『理想の住宅』をゼロから創り上げるものです。
『理想の住宅』とは、敷地条件、施主の感性、生活スタイル、予算など条件によってさまざまな形に変化するもので、正解が1つとは限りません。 また、注文住宅が専門の建築家は、自分の感性の赴くままに創造物を作り上げることよりも、 施主が希望する『理想の住宅』をいかに共に創るかといったことが最重要な仕事となります。それはただ単に施主の言うことのみを聞き入れ、 要望通りの間取りをつくる事ではありません。 例えば、施主が自分なりにどのような家が良いか理想のプランを方眼紙に描くとします。 ある建築家は、そのプランを基に建築上可能な範囲で施主のプランに近い図面を提案し、 また、ある建築家は、その理想のプランを作るに至った経緯も含めてじっくりと打合わせをした上で、まったく違う図面を提案しました。 このような場合、どちらが最終的に満足のいく家が建つでしょうか。私は当然、後者であると考えます。 なぜなら、後者の建築家は、重要なのは「プラン」自体ではなく「施主の頭の中のイメージ」だということが判っているからです。更に、それを具現化する能力も持っています。 施主の要望通りの『間取り』を図面化することは、経験や知識のない設計者でも容易な事ですし、施主側は、一見希望通りの図面に仕上げてもらった喜びがあるのかもしれません。 しかし、なによりも大切なのは、生活してからの使いやすさや=本当に頭の中で描いていた生活が出来ているのかどうかではないでしょうか。 スキルのある建築家こそ、はじめの打合わせを大切にします。 これから家を建てようとお考えの方には、その建築家がどのくらい親身になって要望を聞いてくれるのか、 施主の頭の中のイメージをどれだけ確実に受け止めてくれるかによって、 最終的に建った家の満足度が変わってくることを頭においていただくことが大切です。 |